2015/10/10

チュールグランド


デュセスレースで見るお豆さんが繋がったようなこのパーツ
オリーブと呼ぶのだそうです。

オリーブと言えば、小豆島が沢山作られている産地の1つ。
その小豆島がご実家のお知り合いに
塩漬けのオリーブを頂いたことがあります。
色んな味付けのものやスタッフドオリーブも美味しいですが
このシンプルな塩漬けはまた格別。
素材そのものの味がふわ〜っと口に広がって
手が止まりませんでした。

さて、今回はこのオリーブ冠の中に
チュールグランドを試作してみました。


image/_p_o_i_pointduplaisir_20151010_tulle_1.jpg


糸を準備するのにこのツールはなかなかの優れものです。


20151010_tulle_3.jpg


うぅぅぅ〜、、ヨレヨレのチュールになってしまいました。。
プリッキングと糸のバランスがいま一つしっくりきていません。
この糸を使うのであればもう少し縮小するべきでした。
レースモチーフとのバランスから言っても
プリッキングは小さくした方が良さそうです。

*使った糸:エジプトコットン#185/モチーフ #160/チュール
*プリッキング:8/14-2,8のリルレースのグランドを75%に縮小


20151010_tulle_2.jpg


連続糸の中ではチュールレースは
レースのイメージらしいレースではないかと思います。

これは以前に織ったリルレースです。





20151010_tulle_4.jpg


パターンは↑この本の中に。

posted by masayo miwa at 18:32 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2015/10/02

ヴァレンシエンヌレース


トゥーレーヌの白糸刺繍は
ニードルレース(Les dentelles à l'aiguille)
グリーユ(Les grilles)と呼ぶドロンワーク
そしてヴァレンシエンヌレース(La valenciennes)を
組み入れるのが特徴の1つです。
ボネ(トゥーレーヌ地方の帽子)では
この順番で年代の古いものになるようです。

ヴァレンシエンヌは
アンティークショップや蚤の市で手に入れる事もできますが
ボビンレースを作っている事もあるので自作で調達です。

ピンを打たないグランドはやはり大変で
綺麗にととのったグランドにするのはなかなか難しくて・・
グランドがずれてきたなと思うとボルチェをいれて修正したり・・
ヴァレンシエンヌはかなり手強いレースです。

パターンにはボルチェを作るためのピン位置と
グランドの案内にもなる線を引いて織りました。


20151002_4.jpg


20151002_5.jpg


自作する良い点は、刺繍のデザインに合わせて
レースの中にボルチェを入れられる事でしょうか。



*ヴァレンシエンヌを入れたもの

20151002_1.jpg


*グリーユをいれたもの

20151002_2.jpg


*ニードルレースをいれたもの

20151002_3.jpg


posted by masayo miwa at 23:29 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2015/09/07

パリグランド


image/_p_o_i_pointduplaisir_20150907_duchesse_1.jpg


デュシェスに使うパリグランド、どのくらいのプリッキングが
いいのだろうかと試しに織ってみました。

モチーフの大きさも関係するのかと考えますが
これくらいで大きな違和感は無いかな(?)
もう少し縮小しても良かったかな(?)という感じです。

*使った糸:エジプトコットン#185
*プリッキング:6/10-2,6のパリレースのグランドを80%に縮小


20150907_duchesse_2.jpg


このボビンのちっちゃな山は
デュシェスを織っているにしては稀な光景です。
巻いてる糸を使いたかったのでこのボビンですが
細いボビンを使えばヨカッタですね。。


20150907_duchesse_3.jpg


使いやすいクッサンは人それぞれのようですね。
私は連続糸にはクッキー型のクッサンが
自然なテンションがかかって織りやすいので好きです。
が、不連続にはクッキー型は傾斜があるため
ボビンが止まっていて欲しい所にいてくれずに
転がって糸の撚りがもどったり余計な撚りがかかったり
またボビンを引きたい方向にも留まってくれずで
それがどうしてもストレスになるので
不連続糸にはフラットなクッサンを使って織っています。


posted by masayo miwa at 21:38 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2015/08/10

デュシェスの技法で






デザインはトゥーレーヌ地方のボネの刺繍から
デュシェスの技法で織れるように
少しだけ線を引きなおしました。

お花の中心は、ボネの刺繍で使われるニードルレースです。

posted by masayo miwa at 18:20 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2015/04/11

途中経過 ”完結編”



進行状況が押せ押せで書く余裕もなく
ずっとアップ出来ずにいましたが、やっと完成しました。

途中こんな写真を撮ってみました。
ボビンから出す糸の長さ、人それぞれ織りやすい長さ
皆さんはどれくらいなんでしょう?
私は、短いとソーイングしにくいし
長いと糸を痛めやすいかなと思い
不連続糸の時はこれくらいがちょうどいい感じ。

連続糸の時は
ボビンをホルダーにはさんで休ませるため長さが必要で
もう少し長くします。


duchesse20150411_2_sakura.jpg



最後に織ったモチーフです。
始末を終え糸を切る時、ワクワク感はあまり無く
意外にも淡々と、その後ピン抜きも黙々と。
思うと、今までも時間のかかった作品ほど
仕上げたすぐ後はワクワク感が薄くむしろ開放感を感じます。

夜中の12時からピンを抜き始めましたが
4時になっても抜ききれず
次の日も2時間程かかってしまいました。
こんなに時間がかかっては、
途中なるべくピンを抜かないようにしているのも考えものかなぁ
と、思った次第です。。。


duchesse20150411_1_sakura.jpg




作品展のお知らせです。

20150411_infini_sakura.jpg



いつもお世話になっている Infini さんのボビンレース展です。
Au point du plaisir のメンバー共々参加させていただきます。

皆さんが作られた素敵なレース、ご覧いただけたら嬉しいです。



posted by masayo miwa at 23:22 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2015/02/08

途中経過 ”2”



今日は朝から冷たい雨が、、
こんな日に作業が出来るありがたいお天気。
小さな頃から何かに集中し始めると
いつも誰かに声をかけられても気がつかない
そのままの大人になっています・・

雨の日や夜にはいっそう気持ちが静かになって捗ります。

どう織り進むか考えあぐねて
3つあるメインのお花の最後になったお花
この調子では期限に間に合わないかもと
暗雲立ち込めてきています。

暗雲たれ込んで雨の気配は好きなんですが(笑)。


20150208_dushesse_sakura.jpg


不連続糸を続けて織っていると、
連続糸のあの感覚
ボビンのふれ合う音が、空っぽの頭の遠くの方で
カランコロンカランコロンと
生まれる前に聴かされていた音のように感じる感覚。
それが恋しくなり、連続糸の準備をしようかと誘惑される。。
それでももう少し、今月いっぱいは頑張れー!!
と自らにエール!!!



posted by masayo miwa at 18:43 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2015/01/02

途中経過



あけましておめでとうございます。

毎年新年に思う事
なんと時の流れの速い事! 時間を無駄にしないでおこう。
この誓いは毎年ほぼ瞬間に崩れさっていますが
無駄に過ごした時間も必要だったのかもしれないし
 ↑ すでに言い訳入っています。。
時間を大切に過ごすよう努力しようと思います。

歳を重ねるのはより利口になれるという事だそう、また1年
皆さまもより良い経験を重ねられますようにお祈りします。


昨年末から制作途中のレースにニードルを入れていました。
これを終えないと次に進めない事もあり
重い腰が上がったというか
必要に迫られないと勢いがつかない悪い性格です。
これはフランストゥーレーヌ地方の
ボネの刺繍の中に施されるニードルです。
 画像を貼れればと思いましたが
 白糸刺繍・ボネとかで検索していただくのが早いかと
  ↑ 丸投げでごめんなさい。

ボビンレースにこのニードルを入れていいのか迷いました。
実はこのデザインもボネから取りました。
レースや刺繍の詳しい歴史は勉強不足でよく知りませんが
それが辿って来た道はお互いに刺激や影響を受けてきたのではと
そんな事を都合良く考えて(汗) 今回の作品にトライしています。

前回の記事でデュセスと言いましたが
オリジナルのレースを作っている方は少なからず
それをどれかのレースに分類できるかと
悩まれた事があると思います。
ヨーロッパには沢山のレースの種類や伝統があり
地名からの名前が多いと聞きます。
その地で伝承され作られるレースも
少しずつ変化はしているのだろうと想像するも
これは (デュセスの技法を使った) モダンレース
と言い換えなければと思います。


20150102needle_sakura.jpg




posted by masayo miwa at 18:48 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2014/11/04

デュシェスを

作品が仕上がっていない事もあり
しばらく更新できないでいましたが
あまりにも時間が空き過ぎました。。

そこで、
写真は、来春に完成を目指して織っているデュシェスです。
直径30pほどのサークルで、昔の古い糸を使って織っています。
古い糸は現行のEgyptisch Katoenと比べると
少し撚りが強くてガサガサしている感じです。

でもコレを使うと!
自分の腕が上がったと錯覚してしまう程リネンステッチが
綺麗に広がってくれます。


20141103duchesse_progress_sakura.jpg


当分新しい作品は仕上がりそうにないので、
少しずつの経過をアップできたらと思います。



posted by masayo miwa at 00:11 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2014/06/21

バンシュレースのハンカチ



完成しました!

クッサンがひっくり返ったとか、また出して織っているとか
幾度か登場しているバンシュレースを仕上げました。

パターン集『Caen KANT SPECIAL』から
中崎久美子先生の古いレースからのデザイン ”EIKENBLAD"
(ちなみに英語では OAKLEAF)です。

このパターン集は
2年ごとに開催されるレース大会 OIDFA に合わせ
カントセンターから発刊されるパターン集の
2012年にフランスのカーンで開かれた時のものです。

今年の OIDFA はオーストラリアですね。
お出かけになったりワークショップに
参加される方もいらしゃるのではないでしょうか?


20140621_binche_1_sakura.jpg


下の写真は
左上;縫い合わす道をシュミレーション
右上;切り離したレース
左下;モノグラムを刺繍
右下;布つけ です。


20140621_binche_2_sakura.jpg


刺繍するイニシャルやモノグラムは
なるべくレースの雰囲気に合ったデザインをと思い
最近譲っていただいた
100年も前の古いデザイン集から選びました。

左右対称のデザインは難しいとは思っていましたが
難しかった!!!
まず、下絵を写す時点で左右対称になっていない
その上、糸の引き加減や密度も同じようにできない
そんなこんなでまだまだ練習しなければと
思い知らされました。。

でも、このデザインはエレガントでとても素敵
いつかリベンジします!


20140621_mm_sakura.jpg



posted by masayo miwa at 19:29 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux

2014/06/10

フランダースの製図レッスンで



梅雨入りしてからずーっと梅雨らしいお天気
梅雨ですもんね。。

モチーフはトンボ、とだけ決めて
何も考えずに取り合えずトンボを描いてみました。

そして、(経過です)
 さて、このトンボをどうするか
 ハンカチにするとしてもまずはメダルかな
 トンボだけでは寂しいので周りを額風にしてみて
 麦の穂を入れてみよう
 ギンプは入れたくないからボルチェ風に
 でも少し動きをつけたいので
 ハーフステッチをしてそこにはギンプ
 あっ、そうだ!百合の紋も入れよう、
 モチーフが小さくて糸の動きに問題があるようだけど
 ギンプでごまかせるかな

何も考えずに取り合えず描いたトンボは
A3いっぱいでかなりのペア数
メダルは織り始めボビンをペアにしないといけないから
準備が面倒、、と思いながらの糸巻き。

よし、あとは1番楽しい織り作業です。


20140610_tonbo_2_sakura.jpg


20140610_tonbo_sakura.jpg


完成して、(思う事です)
 百合の紋にはやはり無理があったかなぁ
 麦の穂、リネンステッチにもギンプを入れたほうが
 よかったかなぁ

実は、フランダースグランドを2ヶ所織り間違いました、
写真を拡大すると直に見つけられてしまいそうなところです。
試し織りのつもりでしたが
上手くいけば本番と思っていただけに
ピンを外した時にはかなりの落ち込み、、、でしたが!
まっ、いいんじゃない。。
と、耳元で誰かが囁いているような気が。



2014-06-10 18:31:31
posted by masayo miwa at 18:31 | Comment(0) | dentelle aux fuseaux